さりげなさが魅力の自然派長男、ナチュラルマイナースケール

アメリカはホリデーシーズンに入りました。

今年は、まだサマータイム期間中だというのに…。

10月はハロウィーン、11月は感謝祭、12月はクリスマス。
年末に3カ月連続で祝日がやってくるこの時期をアメリカではホリデーシーズンと呼んでます。

ホリデーシーズンに入ると月日があっという間に過ぎていってしまって、気がつくと「あれ?もう年が変わっていた!」ってことになりがちです。

歳を重ねるにつれて年々時間が早く過ぎていっているような気がしているのに、そこに輪をかけるホリデーシーズン。

秋になった時点で「今年ももう終わりかぁ」なんて思うってどういうことなんでしょうねぇ。

そんな秋にお届けする物憂げなマイナースケール3兄弟のお話。

今日は長男のナチュラルマイナースケールを取り上げたいと思います。

3兄弟のそれぞれの名前を忘れちゃった人はこちらで思い出してくださいね。
→「音楽界の団子3兄弟、三位一体のマイナースケール

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スケール帝国の双璧、メジャーとナチュラルマイナー

ナチュラルマイナースケールは3種類あるマイナースケールの基軸になるスケールになります。

音の並びは1-2-b3-4-5-b6-b7-8(1)
メジャースケールと比較すると「3」「6」「7」の音が半音下がったものになります。

日本名は「自然的短音階」となります。

健康志向の自然派なスケールで、オーガニック食品、無農薬、遺伝子組み換えを使用していないのが条件になる…というわけではありませんが、どこにいても自然とその場に馴染んでしまうサラサラヘアの爽やかなナイスガイ(3兄弟の長男)です。

長男のナチュラルマイナースケールは、「あれ?そこにいたんだ?気づかなかったわぁ~!」なんて友人のメジャースケールに言われるのがしょっちゅうあるぐらい、違和感なくさらっとその場にいたりします。

「なんでやねん~」と自然に突っ込みが出てくるナチュラルマイナースケールは、マイナースケール界の代表格でありながらメジャースケールととても仲が良く、ボケとツッコミのような相互関係(?)にあったりもします。

メジャーとマイナーは陽と陰、光と影、太陽と月…そんな表裏一体のような間柄。

どこかの有名な小説、アニメの銀河〇雄伝説でいうところのミッター〇イヤーとロイエ〇タールのような関係でしょうか。

(余談ですけど、原稿をタイプしている時に誤打で原画英雄伝と出た時はププッと笑ってしまいました。「どんな英雄だよ~!」ってツッコミを入れずはいられません。)

一見相反するもののように思われがちなメジャースケールとマイナースケールですが、意外な仲の良さは音の並び方から垣間見ることができるのです。

子供の頃、鼻歌を歌っていて「明るい歌」のはずなのに「物悲しい歌」に聞こえてしまった経験とかありませんか?

テンポが早い元気な歌なのに、ゆっくりにするとちょっと淋しい歌に聞こえてしまったりとか。

実は、そんな時、メジャースケールと一緒にナチュラルマイナースケールもそこにいたんですけど、あまりの自然さにその場にいるのに気がつかなかったんですよね。

歌っているうちに音を外してマイナースケールになっていたとか?

いえいえ、そういう高度で都合のいい偶然は考えにくいですよね。

実はですね、メジャースケールとナチュラルマイナースケールはとてもウマが合う二人なので、同じ音をお互いに使ってるんです。

漫画の回し読みとか、ファミコンのカセットの貸し借りとか、自転車の二人乗りとか…子供の頃に経験ありますよね?

メジャースケールとナチュラルマイナースケールはそんな間柄なんです。

え? でも、それっておかしくない?

だって、メジャースケールは12345678でナチュラルマイナースケールは12b345b6b78でしょ?

そう思われた方、すでにスケールの構成が頭に入っていますね!
素晴らしいです!!

実はここだけの話なのですが、実はこの二人の間にはソウルメイトとも言えるような繋がりが隠されていたのです。

ちょっとここで我々ギター弾きの永遠のライバル、どんなことにも白黒はっきりしたがるアイツに登場してもらいましょう。

じゃじゃぁ~ん! はい、ピアノさんです。

ちょっとCメジャースケールを弾いてもらいましょう。

はい、聴き慣れたドレミファソラシドですね。

では、ここから3、6、7を半音下げてナチュラルマイナースケールを弾いてもらいましょう。

ふむふむ、こんな感じですか。
メジャースケールとは随分と雰囲気が違いますね。

こんなに性格が違う2人のウマが合うってどういうことなんでしょうね?

ここで思い出してもらいたいのは、Cメジャースケールといっても必ずしもCから始めなくても良いという点です。

Dから始めてもCメジャースケール。

Eから始めてもCメジャースケール。

Fから始めてもCメジャースケール。

Gから始めてもCメジャースケール。

Aから始めてもCメジャースケール。

Bから始めてもCメジャースケール。

Cからスタートじゃなくても、Dだって、Eだって、Fだって、ミミズだって、オケラだって、アメンボだって、Cメジャースケールです。

みんなみんな生きているんだ友達なんだ~なんです。

あれ? なんか余計なものが紛れてたような気がしますけどきっと気のせいでしょう。

スタートの音が違ったってみんな友達Cメジャースケール。
形が違ったって、みんな生き物Cメジャースケール。
命の多様性と神秘を感じますね。

多様な7変幻を見せてくれたメジャースケール、なかなか侮れない奥の深いヤツですね。

ある時は〇〇、ある時は〇〇、そしてその実態は…なんて昭和のテレビ番組を彷彿させる7つの顔を持つメジャースケールですが、ここで注目してもらいたいのがAから始まるパターンです。

どことなく、すんなりと聴きやすい音の並びに感じませんでしたか?

これはCメジャースケールの6番目の音から始めたものですが、それはCを1の音としたときの話です。

では、このAを1の音とみなした場合、どんな音の並びになっているか見てみましょう。

なんと!
1-2-b3-4-5-b6-b7-8(1)となっているではありませんか!

どうりで何処かで聞いたことがあるような馴染みの良さを感じたわけです!

そうなんです、CメジャースケールにはAナチュラルマイナースケールが隠れていたのです。

子供の頃に歌った鼻歌、明るい歌のはずなのに寂しくきこえる現象はここに秘密が隠されていたのです。

鍵盤の白鍵を弾いた時に、そこに自然に発生するマイナースケール。

それこそナチュラルマイナースケールのナチュラルたるゆえんです。

健康志向とか、オーガニック食品を好むとか、サラサラヘアだとかそういう生活習慣ばかり言われがち(?)ですが、この存在のいでたちの自然な感じこそがマイナースケール3兄弟の長男であるナチュラルマイナースケールの特徴になります。

なるほど、一見水と油のような関係かと思われていたメジャースケールとナチュラルマイナースケールですが、意外なことにボケとツッコミのように阿吽の呼吸でコンビになっていたのは、このように反りが合うからなんですね。

どうですか?

今まで全然知らない人みたいに思えていた転校生が、実は親友の従兄弟だったぐらい親近感が湧いてきませんか?

…微妙な親近感ですけど…。

新しいことを覚えるのは時に大変な場合もありますよね。

でも、ちょっと発想を変えたり、今までと違う角度から見てみたりすることで今まで見えていたものが新しく見えてきたり、今まで見えていなかったものが見えてきたりすることもあります。

今から覚えることなのに、実はもうすでに知っていて、その使い方や見方に気がつくだけだったなんて面白い話だと思いませんか?

いやぁ~、人生や命の神秘、万物の理をちらっと垣間見るような想いです。

さすが原画の英雄…もとい、スケール銀河帝国の双璧と言われるほどのコンビ。

宇宙を股にかける活躍をしているだけあって、無限に広がる世界をその存在で知らしめてくれます。

さてさて、久しぶりに派手に脱線話をしたところで今日のトピックはここまでしたいと思います。

次回のトピックでは実際に指板の上で指を動かしながら、体に音の並びを覚えさせていきましょう。

それでは次回のトピックでお会いしましょう~♪



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