個性的な熱血漢の次男、ハーモニックマイナースケール

新年あけましておめでとうございます。

2018年になりましたね。
みなさん、今年もよろしくお願いいたします。

新年の挨拶をするにはちょっと時期を逃してしまってますけど、新年最初のコンテンツということで大目に見てやってくださいな。

みなさん、新年の目標や抱負は立てました?

自分は今年は「TAB譜にさよなら!」の更新を維持しつつ、楽曲の制作に励んでいけたらと思ってます。

みんなそれぞれに2018年を良い年にしていけたらいいですね。

ではでは、早速今年第一弾のトピックに入りましょう!

 

 

マイナー3兄弟の次男登場! ハーモニックマイナースケール

今までお話ししてきたサラサラヘアが女性に人気のマイナー3兄弟の長男、ナチュラルマイナースケール。

自然をこよなく愛するナイスガイで、しかも時折見せる憂いをたたえた瞳に好意を寄せる女性が少なくないのですが、本人はそんなこと全然気が付かないばかりか、あまりの自然さというかさりげなさが仇となって意中の女性に気づいてもらえないという悩みを抱えています。

「お前が好きだ!」なんて間違っても言えない、そんなナチュラル兄ちゃんの恋路を歯痒く思いつつも陰ながら応援しているのが次男のハーモニックマイナースケールです。

 

「兄ちゃんは、素っ気なさすぎるんだよ。もうちょっとドラマチックにバァーンといっちゃえよ!」

ナチュラル兄ちゃんの押しの弱さにやきもきしているハーモニック次男は、3兄弟の中でも個性的で、ちょっと不器用だけど雰囲気重視の熱血漢。

なんだかんだ言って兄ちゃんのことが大好きで、なんとか二人をくっつけたいと思ってナチュラル兄ちゃんに檄を飛ばすのが日常の風景になっています。

 

ハーモニック次男(以下ハ)「兄ちゃん、好きな人がいるんだろ。いつまでも草食系なんて流行らないぜ!」

ナチュラル長男(以下ナ)「え?草食系? そんなことないよ~。 それに俺は別に…その…」

ハ「俺は見てるぜ! あの人が好きなんだろ!?」

ナ「え? いや、あははは…参ったなぁ。」

ハ「好きなんだろっ!?」

ナ「…ま、まぁ…。」

ハ「じゃぁ、好きだって言っちまえよ!」

ナ「バ、バ、バ、バカなこと言うなよ~。 俺はそういうの苦手なんだよ。」

ハ「ホォ~、そうやって悠長に構えててどこかの誰かに持ってかれても良いのかよ!」

ナ「…いや、それは…。」

ハ「それに、兄ちゃん、今のままだとただのイイ人で終わっちまうぜ。」

ナ「そうなんだよなぁ~。」

ハ「そうなんだよなぁ~、じゃねぇだろ!! 兄ちゃんはイイ線いってると思うけど、押しが弱すぎるぜ!」

ナ「え、そうかな? これでも頑張ってるんだけど。」

ハ「じゃぁさ、どんなアプローチしてるんだよ?」

ナ「そうだなぁ、よく一緒にいるし、悩み事とか相談されるし、今日何があったかとか話してくれるし、俺のことよく知ってるし…。」

ハ「そんなの、幼馴染で同じ友人グループにいるから当然じゃん!?」

ナ「うぐっ…、お前なかなか痛いところをつくね。」

ハ「しかも、自分から何もアプローチしてないじゃん!」

ナ「むむむ…、お、お前そんなこと言うけどさ、彼女いるのかよ?」

ハ「おう、いるぜ! 俺から告った!」

ナ「ままま、マジか!? お前いつの間にそんなに成長してたんだ? 兄ちゃん嬉しいよ。」

ハ「兄ちゃん、そこ泣くとこじゃないって! ったく、兄ちゃんは人が良すぎるんだよ。」

ナ「で、どんな子なんだ?」

ハ「え? お、おう…そりゃ…可愛いぜ。(照)」

ナ「おぉ~、やったなぁ~!」

ハ「ま、まぁな。 …い、いや、俺のことはどうでもいいんだって!」

ナ「えぇ~、もうちょっといいじゃん?」

ハ「ダメだって! 俺のことより兄ちゃんの事だろ!」

ナ「いやいや、どうやってお前が告って大人の階段を登ったのか兄として聞いておく必要があるだろ?」

ハ「はい~? じゃぁ兄ちゃん、その話をしたら兄ちゃんも告るか?」

ナ「な、な、な、何言ってんだよ、俺は…その…。」

ハ「兄ちゃん、男は決める時には決めるもんだぜ!」

ナ「お、おう。」

ハ「あの人を誰にも取られたくないだろ?」

ナ「あ、当たり前だろ!」

ハ「よし、じゃぁ特訓だ!!」

ナ「なんですとぉ~!!」

 

そして、仲睦まじい兄弟の特訓はこうして始まったのでありましたとさ…。

え? スケールが全然関係ないですって?

まぁまぁ、そう言わずにここからが本題ですので、もうしばらくお付き合いくださいな。

 

ハ「兄ちゃん、いつも自然体っていうのはいいと思うけどさ、時には会話を盛り上げみたらどうよ?」

ナ「盛り上げるねぇ。そういえば、メジャーの奴は話し上手だよなぁ。」

ハ「そうだ、メジャーあんちゃんにコツを教えてもらおうぜ!」

 

ハ「メジャーあんちゃん、ちょっと話の盛り上げかたを教えてよ。」

メジャー(以下メ)「面白そうだな~! オッケー!」

ナ「悪いな。弟がうるさく言うもんでさ。」

メ「良いって良いって、兄思いの良い弟じゃん。 じゃぁ、始めるか。 そうだなぁ、起承転結って言葉があるだろ?」

ナ「4コマ漫画とか落語とかでよく聞くよな。」

メ「そうそう。 聞き手に飽きさせないとか、楽しんでもらうには大事なことなんだよ。俺たち音楽の場合はメロディーとかコード進行がそれにあたるかな。」

ハ「俺と兄ちゃんの性格の大きな違いは、コードが関係してるんだぜ。」

メ「コードってのは和音ってことで、いくつかの音を重ねたものだな。でさ、俺たちスケールってそれぞれの音の配列を持ってるだろ?」

ナ「あぁ、俺が1-2-b3-4-5-b6-b7、メジャーが1-2-3-4-5-6-7、ハーモニックは1-2-b3-4-5-b6-7だな。」

 

ハ「俺と兄ちゃんの違いって7番目の音がフラットかナチュラルかってだけなんだよな。」

メ「でさ、スケールの中の音だけで音を組み合わせていくつかのコードを作って、それを並べて雰囲気作りに活かすんだよ。」

ナ「その並べ方で起承転結を作るってことか。」

ハ「そこで俺と兄ちゃんの大きな違いが出てくるってわけさ。」

メ「そうそう。みんながよく知ってる俺の起承転結はこれだな」

ナ「だんだん盛り上がっていって、3つ目のコードから4つ目のコードに変わるときにグッとオチが付く感じがするな。」

メ「だろ。これが話の盛り上げかたにも関係してくるんだ。ちょっとお前もやってみなよ」

ナ「おう、こんな感じかな?」

ナ「うぅ~ん、お前みたいにはグッとこないな。」

メ「みんなそれぞれ違いがあって、それが個性になってるから、俺はこの控えめな感じがお前の良さだとも思うけどね。」

ナ「だよな、じぁ特訓はここまでということで…。」

ハ「でもさ、そこが兄ちゃんがバシッとキメられない大きな理由なんだぜ。」

ナ「ムムム…、じゃ、じゃぁお前やってみろよ!」

ハ「いいぜ、それ!」

ナ「なにぃ~!!!! メジャーとマイナーの違いはあるけど、確かに俺よりもオチが付いてる!?」

ハ「兄ちゃん、だから言ったろ。俺はバシッと告ったんだぜ!」

ナ「やるなぁ~!」

ハ「い、いや、そこは感心してる場合じゃなくてさ。」

メ「本当にお前たち兄弟って仲良いよな。 でさ、このオチのつき方の違いの種明かしなんだけどさ。俺の場合は3つ目のコードは5-7-2で、4つ目のコードは1-3-5の音を使ってるんだよ。」

 

ナ「俺だったら、5-b7-2と1-b3-5だな。」

 

ハ「俺は、5-7-2と1-b3-5だぜ。 ここで兄ちゃんとのたった一つの違いの7の音が関係してくるってわけ。」

 

 

ナ「そう言われてみるとそうだな。 あれ? お前の3つ目のコードってメジャーと同じなのか?」

ハ「そういうこと~! 俺はマイナースケールだけどさ、メジャーのあんちゃんにバシッと決めるコツを教えてもらってさ、それで告ったってわけさ。」

ナ「そうだったのか~、よく頑張ったなぁ~。」

ハ「いや、兄ちゃん、だからさ、そこは感心するところじゃなくてさ。」

ナ「でかしたぞ、弟よ!」

ハ「いやいや、俺は兄ちゃんにな、バシッとな…」

ナ「兄ちゃん、鼻が高いぞ~。」

メ「お前らって、本当に仲良いよなぁ~。」

 

そして、そんなお人好しのナチュラル兄さんのガツガツしないところにナチュラル兄さんの魅力があり、そこにナチュラル兄さんの意中の女性が居心地の良さを感じてナチュラル兄さんに惹かれているのだということを知っているメジャーさんは、この兄弟のやり取りを今日も微笑ましく見守っているのでありましたとさ。

 

 

はい、新年早々こんな小話で始まりましたがいかがでしたでしょうか?

3人の会話の中にありましたように、ナチュラルマイナースケールとハーモニックマイナースケールの違いは7番目の音がフラットかナチュラルかの違いだけです。

ナチュラルマイナースケールは「b7」、ハーモニックマイナースケールは「7」です。

ナチュラルマイナースケールは1-2-b3-4-5-b6-b7-1
ハーモニックマイナースケールは1-2-b3-4-5-b6-7-1

 

コード(和音)のお話はいずれさせてもらいますが、ナチュラルマイナースケールから派生するコードはメジャースケールから派生するコードに比べて、コード進行の解決感が乏しく、曲を作るときに起承転結がつきにくいという傾向がありました。

起承転結がつきにつくいというのは、「結」である終点のコードとなる「1の音の上に成り立つコード」(メジャーなら1-3-5、マイナーなら1-b3-5)に対して、「転」となる「5の音の上に成り立つコード」が、5-7-2の時に一番大きくオチがつくのですが、ナチュラルマイナースケールから生まれるコードだと5-b7-2となることから来ています。

マイナースケールを使うマイナー(短調)の曲でもメジャー(長調)のようなオチをついた曲をかけるようにするにはどうしたらいいのかなぁということから生まれたのが、ナチュラルマイナースケールのb7を半音上げて7としたマイナースケールでした。

コードの響き、つまりハーモニーを重視して生み出されたマイナースケールなので、ハーモニックマイナースケールと呼ぶことになりました。

 

どうです?

ただ単にナチュラルマイナースケールの7番目の音を半音上げたのがハーモニックマイナースケールですよって覚えるよりも、ハーモニックマイナースケールがもっと身近なものに感じられませんか?

 

数学の公式みたいに丸暗記するのも良いんですけど、それだと覚えるスケールが多くなると「あれ?あのスケールの構成音ってどうだったっけ?」ってなってしまって、ごちゃごちゃしていきやすいんですよね。

でも、こうやってスケールの名前とその理由が分かるとスケールの区別が付きやすくなるのではないでしょうか。

 

ちょっと今日のポイントをまとめてみましょう。

●ハーモニックマイナースケールの音の並びは「1-2-b3-4-5-b6-7-1」
●ナチュラルマイナースケールとの違いは、7番目の音がフラットしていない点
●ハーモニーを調整するために生まれたマイナースケール

3つ目の名前の由来は豆知識程度に覚えておいてもらえたら十分だと思いますけど、ナチュラルマイナースケールの7番目の音を半音上げたものという点は大事なので覚えておいてください。

そんなこんなで、ハーモニックマイナースケールの登場で話が膨らんできたマイナースケール編。

次回は指板上での音の並びを見ていきたいと思います。

 

それでは、みなさん今年もよろしくお願いいたします。

 

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