3音で下降の運指

2015-10-08

L.A.は夏時間になりました~♪
日没が1時間遅くなったので帰宅中でもまだまだ明るくて良い気分です。
やっぱり明るいうちに家に帰れるっていうのは良いものですよね。

さてさて、前回の画像は見てもらえました?

*指はなるべく弦から離さずに
*押さえる位置はフレットのすぐ隣
*弦は指板にくっつくまで押さえなくても良い

などの事がなんとなくでも伝わりましたでしょうか?

ギターを手にして最初のうちは力加減が分からずに
ぐっと指先に力を入れてしまいがちですが、
ギターの上手な人は必要最小限の力しか使いません。
もちろん、それは個人差がありますし
ギターの状態や弦の太さ、種類、
弦高などによっても変わってきます。
ですから全ての人に通用する正解なんてありません。

みなさんが、それぞれ自分自身の力加減を見つけることが大切になります。
右手と左手の力加減のバランスを見つけた時、
あなたの上達のペースは数倍になります。
それぐらい力加減は大切なんですよ。

ロックギターで音数の多い、いわゆる速弾きフレーズをキメる人を見ると
ついつい指の動きの速さに目がいってしまいがちですが、
そこに気を取られてしまうと、力に頼った運指という魔の落とし穴に
落ちてしまう事があるので気をつけて下さいね。
あなたが注目するべき点は、
彼らの指の力の抜け具合指の動きの小ささです。

そこに注意するだけでも、何も知らずに闇雲に練習する人よりも
ぐっと効率よく上達していけると思いますよ。

さて、それでは今日のトピックです♪

前回は3つの音の上昇フレーズでしたね。
今日は3つの音で下降フレーズを練習してみましょう。

低いポジションからいきますよ~。
こんな感じです。

Gー中指
Fー人差し指
Eー開放

Aー小指
Gー中指
Fー人差し指

Bー小指
Aー中指
Gー人差し指

Cー小指
Bー薬指
Aー人差し指

Dー小指
Cー中指
Bー人差し指

Eー小指
Dー中指
Cー人差し指

Fー小指
Eー薬指
Dー人差し指

Gー小指
Fー中指
Eー人差し指

15フレットまで来たら下がります。

Gー小指
Fー中指
Eー人差し指

Fー小指
Eー薬指
Dー人差し指

Eー小指
Dー中指
Cー人差し指

Dー小指
Cー中指
Bー人差し指

Cー小指
Bー薬指
Aー人差し指

Bー小指
Aー中指
Gー人差し指

Aー小指
Gー中指
Fー人差し指

Gー中指
Fー人差し指
Eー開放

実は、これって意外と手こずりますよ。
ギターって上昇よりも下降の方が難しいんです。
でも、やっているうちに手に馴染んできますから
根気よく挑戦してみて下さいね。

使う指は上昇時と同じです。
簡単に言ってしまえば、上昇時と反対の事をするだけです。

想像できましたか?

そう、最初に3本の指をセットしておいて
1本ずつ離していくんです。

こんな感じです。

4本指バージョンはこんな感じです。

小指が先導していくっていうのが本当にやりづらいですよね。
もちろん実際の演奏で全てこのやり方通りでいける訳ではありませんし、
また、それに固執する必要もありません。
でも、このエクササイズをする事によって
下降フレーズ時の指のバタつきが抑えられるようになります。
それに指をあらかじめセットする癖がつくので
プリングオフがしやすくなります。

上昇エクササイズよりも効果は大きいですよ~♪
ぜひぜひ、下降の運指にも慣れてもらいたいと思います。

それでは今日もコツコツと頑張って下さいね。
そうそう、メトロノームにあわせてゆっくりゆっくりと
音名を口にしながらやってくださいね。

ついつい指の動きにばかり集中してしまって
メトロノームも音名もないがしろになってしまうかもしれませんが、
メトロノームでリズム感を養い、
音名を口にする事で音と指板上の音の位置が頭の中でイメージされるという
3つのトレーニングを同時にしているんです。

成長が遅いと感じても焦る必要はありません。
見えないところで3倍ぐらいのペースで
演奏家として成長していってますから♪
指の動きだけが速くなっても、それはあんまり重要な事ではありません。
音楽家にとっては音感とリズム感の方が遥かに重要です。

何事も焦らずに背伸びせずにコツコツと♪
じっくりじっくり体に馴染ませるのが鍵ですよ。

きっと、あなたはギターが上手に弾けるようになりますから♪

それでは、また次のトピックでお会いしましょうね~。