ミュートの番外編
みなさん、こんばんは~♪
今日も時間を見つけてはマイペースで更新をする
のんびりギターおじさん「のんぎぃー」です。
4回にわたってお届けした「ミュート」シリーズ、
みなさんのお役に立ちましたか?
右手は音色の表情付けに大きく関わってきます。
左手の指を自由に動かせるようになるのと同じように
右手を思うようにコントロールできるようになると
あなたの演奏はグッと深みを増すと思います。
左手と右手、それぞれバランスよく磨きをかけていって下さいね。
さて、今日は「ミュート」シリーズの番外編とでも言いましょうか、
こんな事もできるんだよ~的な事をお伝えしたいと思います。
前回までの4連載でミュートは主に4種類あるんだよとお伝えしました。
でも、それはあくまでも王道的な分類です。
世の中にはもっと高度なミュートを使う人もいますし、
それらを発展させてトリッキーなテクニックに昇華させる人もいます。
「右手のミュート応用編」その1
右手のミュートは主に小指側の肉付きの良い部分を使いますが、
親指の側面を使う人もいます。
手首の動きをもっと自由にしたい時や、
ミストーンを素早く消したい時などに
ワンポイントで取り入れてみると良いかもしれませんね。
「右手のミュート応用編」その2
中指・薬指・小指などのピックを持たない指で
弾かない弦をミュートする方法もあります。
ピックでベースラインを、その他の指でコードやアルペジオを演奏する
カントリースタイルのピッキングで重宝します。
「ピックでミュート?」
鳴っている弦の振動をピックをあてて止めるという荒技もあります。
これは「ピックストップ」と呼ばれている技で、
左手でのカッティングと違って「カキッ」という感じで
ピックが弦に当たるノイズが入り、独特のワイルドさを演出できます。
細かいフレーズには使用できませんが、
ブルージーなソロの時などにとりいれてみて
どもりながら歌うような演出をすることができます。
ちょっと変わった事がしてみたい時などにどうぞ♪
「ギターでこけこっこ~?」
ミュートは音を出さないためのもの、
あるいは鳴っている音を消すためのもですが、
変化球的な使い方もあります。
これは「チキンピッキング」という技法で、
ミュート音を出した直後にノーマル音を弾く方法です。
やり方の一例としては...
*まず中指で弾く弦に触れてミュートしておきます。
*ミュートしたままの状態で弦をピッキング。
「ぼんっ」という、つまった音がしますね。
*その音が鳴ったら間髪入れずに、
ミュートしていた中指で弦をフィンガーピッキング。
「ぼんっ」の後に「ぴーん」とノーマルな音が続きます。
この2つの音が合わさって「ぽけーん」というサウンドになります。
これが「コケ~ッ!」って聞こえるので
チキンピッキングって言うんですね。
これも面白技なのでネタとして持っておくと
面白いかもしれませんよ。
以上、今日はミュートの番外編をお届けしました。
こうやって決まり事に縛られない自由な発想で、
既存のテクニックを組み合わせてみるのも面白いですよね。
もしかしたら、あなたも新しい技の創始者になるかもしれませんよ~。
でも、変化球は変化球。大切なのは基本の部分です。
ビシっとコントロールの利いた直球でコースを狙い、
緩急をつけてバッター(聴き手の心)を揺さぶるのが大切です。
変化球はバッターが忘れた頃に使うのが良いんじゃないかなあと思います。
前回のトピックでお話ししたように、
今日は3弦のトピックに進むつもりだったんですけどね、
いくつか思い出しちゃったものでして、
ちょっと予定を変更して脱線させてもらいました。
次こそ、予定通りに3弦の解説に進みたいと思います。
それでは、今日はこのへんで♪
ギターで早起き、こけこっこぉ~♪
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