オクターブ記号で読みやすく♪

2015-11-08

みなさん、こんにちは~♪

前々回のプロレス中継覚えてますか?
実はですね、その放送では取り上げられなかったんですけど、
プロレスの試合で良く見かける光景があるので
ちょっと補足という事でトピックで取り上げてみますね。

プロレスってロープが張られたリングの中で
鍛え上げられた肉体がぶつかりあう格闘技ですよね。

でも、時々ロープの外で闘う「場外乱闘」を
見かけたりしません?

あれって確か20カウント以内に戻って来れないと
場外負けになってしまうんですよね。

外でばっかり闘ってないで、早くリングの中に戻って来い!
っていうルールなんですね。

場外で闘われたら会場で見ている人にとっては
見にくいったらありゃしないですよね~。
テレビで見ている人にはイイかもしれませんけどね。

やっぱり、ライトに照らされたリングの上で
激しく技を掛け合う姿が見たいですよね。

五線譜を見ていても場外に飛び出た音は読みにくいですよね。
昔の人もやっぱり同じように思ったようで、
場外に飛び出た音を五線譜の中に戻して
読みやすくするルールを作りました。

みなさんも何回も目にしていると思いますよ。

ほら♪


こんな記号見た事ありませんか?

これはオクターブ記号と呼ばれるものです。

ちなみにこれが高音部分のオクターブ記号

 

こっちが低音部分のオクターブ記号です。

この記号を使って表記する事によって
五線の外にはみ出た音を
オクターブ下や上に移動させて五線の中に書いて
楽譜をシンプルにして読みやすくする事ができます。

ギターの楽譜では下のオクターブ記号
そんなに見かけないかもしれませんが
ギターソロの盛り上がり部分では
上のオクターブ記号を良くみると思います。

こう書かれているものは

こういう意味です。

低音部だと

こうなります。

これで五線譜の表記も随分とスッキリすると思います。

こういう記号ってなんか生活の知恵っぽくないですか?
ちょっとの工夫で読みやすくなるんですから、
これを考えた人ってなかなかのアイデアマンですよね。

さて、次回は今日のトピックでちょっと触れた
オクターブ」を解説してみたいと思います。

楽しみにしていて下さいね~♪

今日の一言

  「はみ出ても オクターブ記号で 整える
         枠に収めりゃ こっちのもん♪」
           
          by ところてん職人の岩さん