付点音符 音符のほくろは何のため?
ほくろって何のためにあるんだろう?
子供の頃にふと、そんなことを思ったことがあります。
あなたもそんなことありませんでしたか?
僕はほくろが多い方だったので、こんなもの無い方がすっきりとキレイだと思っていましたし、大人たちが言う「泣きぼくろ」だとか「口元のほくろ」の色っぽさとかって、さっぱり分からずオヤジ臭い発想だなぁなんて思っていたものですが、実際にオヤジなお年頃になってみると、なるほど確かに艶やかな雰囲気を醸し出すものだなぁと思うようになりました。
意味の無い場所にあるとあまり価値の無いものですが、特定のポイントに来るとぐっと印象を引き立てるものですよね。
大人度、あるいはセクシー度アップというところでしょうか。
そういえば、音符にもほくろのついたものがありますよね。
今日のトピックは、そんなほくろのついた音符についてです。
付点音符
ほくろのついた音符ですね。
これは泣きぼくろなのかな?
うぅ~ん、色っぽい音符ですね♪
この音符についたほくろのような点が
「付点」と言われるものです。
そのまんまの名前ですね。
元宮崎県知事と良い勝負です。
「付点」のついた音符は「付点音符」と呼ばれます。
英語で言うとDotted Noteとなります。
Dot (ドット)は点という意味ですから、そのまんまですね。
元宮崎県知事と....
あ、もういいですか?
4分音符に付点がつけば「付点4分音符」、
(Dotted Quarter Note)
8分音符に付点がつけば「付点8分音符」となります。
(Dotted Eighth Note)
16分音符なら「付点16分音符」ですね。
(Dotted Sixteenth Note)
そして、「付点」のついていない普通の音符は
「単純音符」と呼ばれています。
単純なんて酷い言われようですね。
ほくろが無いだけで、そこまで言われるかっていう感じです。
思春期の音符だったら、深く傷つくでしょうね。
もうちょっと、名前のつけ方にも
デリカシーとか思いやりとかがあっても...ぶつぶつ。
あ、また横道にそれちゃいましたね。
僕は繊細な少年だったもので、つい..。
すみません。
え? 今ですか?
今は...のんきな中年です♪ (^^
さぁ、話を戻しましょう♪
この「付点」ですが、どんな意味か知ってますか?
「付点」の意味はですね....
その音符の長さを1.5倍にするという意味なんです。
イメージとしては、「付点」がつくと
元の音符の半分の長さが追加されると考えると
覚えやすいと思います。
あるいは、僕的には泣きぼくろがついてセクシー度50%アップと言ってもいいのではないかと思います。
どうです?
こうしてみると分かりやすくないですか?
ほくろがついただけで天真爛漫な音符が懐深い大人な面持ちになりました。
あのほくろには、今まで歩んできた人生の歴史、そこから感じ取られる人生の深みが隠されているかのようです。
うぅ〜ん、セクシィ〜。
有名な落ちものパズルゲームのキャンディークラッシュの渋いオヤジの低音ボイスが聞こえてきますね。
あれ? 聞こえてきません?
僕だけですか、そうですか…。
さて、セクシィーで大人な雰囲気の付点音符ですが、
さらに、付点がもう1つ追加された
「複付点音符」というものもあります。
(Double Dotted Note)
これは音符の長さが1.75倍になります。
元の音符と半分の長さの音符と
そのまた半分の長さの音符が
合わさったような感じですね。
ごくごく稀なケースかもしれませんが、
いつかはどこかで見ることになると思うので
覚えておいて下さいね。
そして、さらに!
付点が3つ追加された「複付点音符」もあるんです!
(Triple Dotted Note)
長さは元の音符の1.875倍です。
....が!
あんまり使われないので
特に覚えなくても良いと思います。 (^^
付点の考え方さえできていれば
分かる事なので問題無いと思います。
元の音符+半分+1/4+1/8だから、
1+0.5+0.25+0.125ということですね。
さて、付点音符でも音符の連結があります。
これは8分音符を「タン」とすると
「ターンタ」というリズムになります。
こちらは「タターン」ですね。
タターンといえば、こんなお方もいらっしゃいましたね…。
なんとも思い切ったCMを作られたものですね。
滋養強壮がキーワードの商品、そこに持ってきたアマゾネス?
野生の力強さ、たくましさと生命力を感じますね。
泣きぼくろの艶やかさなど簡単に吹き飛ばしてしまうほどの、パワフルさです。
ほくろ単体だと艶やかさを強調してくれますが、
旗付き音符と組み合わさると急に破壊力が増すという好例(?)ですね!
見た目のインパクトとともに、強烈に「タターン」のリズムが頭に焼き付いたのではないでしょうか?
あ、念のために言わせてもらいますけど、タターンのフレーズを弾いた後は「ボヨヨン、ボヨヨン」のフレーズを弾かないと気が済まなくなったら既に重症ですから、そうなった時はお医者さんに診てもらってくださいね。
ちなみに付点は音符のたまの真横に書きます。
音符が線の上に表記される時はその線の上にずらして書きます。
点ひとつでも、色々と細かく決められているもんですよね。
僕としては目の斜め下にあった方が色っぽいと思うのですが、
僕の好みは聞いてもらえなかったようです。
あ、僕のことはどうでもよかったですね。(^^;
ではでは、今日はこの辺で。
それでは、また次回のトピックでお会いしましょうね~。
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