音符の向きはどう決める?

2016-04-30

今週のLAはもわぁ~っと暑いです。
ギターを練習していても汗ダラダラです。

クーラーをつければ良いんでしょうけどね、
カミさんが気に入っているバジルの鉢植えが
気温の変化にストレスを受けちゃうんじゃないかと...。

...って言うのは建前で♪

実はクーラーが苦手なんです。

クーラー病で何も出来なくなっちゃうと辛いですからね。

夏は暑いもんだ!
って言い聞かせて、人間の適応力に委ねてます。

音符の向き

それでは、今日も張り切っていってみましょう♪

今日のトピックは「音符の向き」です。

音符って上向いたり、下向いたりと
向きがコロコロ変わりますよね。

あれって、どうやって決まっているのか
気になった事ありません?

あれ、実はちゃんと決まり事があるんです。

楽譜を見てもらえると分かると思うんですけど、
低い音は音符が下向き
高い音は音符が上向きになってるんです。

そう言われてみれば、そうだなぁ~って思いませんでした?

意外とそんな程度にしか気にしていないもんですよね。

読む人にとってはそんなものなんですね。

でも、楽譜を書く人にとっては
きちんと知っておくべきポイントではないでしょうか。

みなさんの中には、オリジナルの曲を書く人もいると思います。
これからオリジナルの曲作りをしていく人もいると思います。

自分の曲を楽譜に残す事は、とても大事な事です。

今は便利なソフトがあるので、
データを入力すれば自動で楽譜が出来上がりますけど、
自分で知っておく事に越した事はありません。

コンピューターが壊れたら?
停電したら?
メロディーを思いついた時に、紙と鉛筆しかなかったら?
軽くアレンジしたものを、その場で渡す必要があったとしたら?

やっぱり、自分の手で書けるというのは強みですよ♪

でも、このポイントを知らないまま書いた楽譜を
上級者さんに渡したりしちゃうと
相手を困らせることになっちゃいますからね。

この機会にきちんと覚えておきましょう。

さて、この音符の向きですが答えは単純です。

真ん中で分かれてるんです。

つまり....

第3線より下なら音符は下向き、
第3線より上なら音符は上向き

という事ですね。

なぁ~んだ、そんな事か♪
そんなの勿体ぶらなくても良いじゃないの?

そう思いました?

それじゃぁ、問題です。

第3線上の音符はどうなるんでしょう?

ほら、意外と盲点だと思いませんか?

結構、普段目にしているのに
知らない事って多いもんですよね。

人間って視界に入っていても、
その全てを知っている訳ではないんですね。

目に見えていても、見えていない事って多いんですよ。

それを素直に認められる人は成長していけます♪

知らなかった事に気づいたときが、知るチャンスです。

早速、その謎を解き明かしましちゃいましょう♪

その答えは!!!!!

どっちでも良いんです♪ (^^

あれ? なんか肩が落ちてませんか?
口が半開きになってますけど、大丈夫ですか?

まぁまぁ、まだ続きがあるんでズッコケないで下さいね。

さて、このどっちでも良いはずの音符の向きなのですが
実際には、こう使われるという傾向があります。

第3線上の音符は上向きに書かれる事が多いです。

音符が連なっている時は、
上向きと下向きの音符の割合で決まります。

割合が同じ時は音の流れで決めます。
上昇しているときは上向き、
下降しているときは下向きになります。

他の音符と見た目を揃えて見やすくする事もあります。

などなど、こんな感じで使い分けられる事が多いです。

他にも、小節内でパートが複数に分かれていたり

クラシックギターのように
低音部と高音部が分かれている演奏では

第3線に関係なく、それぞれに音符の向きを分けて
パートの違いを見やすく表記します。

たかが音符の向きですが、
されど音符の向きですね。

この1つ1つの工夫が
楽譜を読みやすく理解しやすいものにしています。

楽譜は人に音楽を伝える為に発達したものだという事が
こういうところからも伺えますね。

数百年前に生まれた曲を現在でも聴く事が出来るのは、
このような1つ1つの工夫の積み重ねがあってこそのものなんですね。

僕らも音楽の歴史に関わっているのですから、
自分達の曲はきちんと楽譜にして残していきたいですね。

コンピューターのデータなんて
使われるプログラムが変わったら終わりですから♪

10年後もそのプログラムが、そのバージョンが
使われている保証なんて何も無いんです。

紙とペン....アナログかもしれませんが
とっても強力だと思いませんか?

それでは、今日はこの辺で♪

また次のトピックでお会いしましょう~♪