5っていったらパワーなんじゃぁ〜!!

2016-05-14

みなさん、お久しぶりです。

去年の秋から演奏モードに入っていたギターおじさんの、のんぎぃーです。

そうです、そうなんです。
去年の秋からプランを進めていたステージが先日終了しました。

結果ですか?

イベント的には大成功でした。
出演者もお客さんも充実した夜だったと思います。

僕的には反省の多い演奏となりましたが、
そこから得るものも多く、貴重な事を学べたステージでした。

プロのミュージシャンともお知り合いになれましたし、
今度また一緒にやりましょうって言ってもらえたのは
今後の僕の励みになる事間違いありません。

社交辞令だとしても嬉しいものです。
だって、全然相手にしてくれない事だってザラにありますから。

そのステージのお話は日を改めて別のブログで書かせてもらおうと思います。

 

さてさて、そろそろ....再開の時が来たんじゃないでしょうか?

そうです、そうです、そうなんです!!

長らくお休みしていた本編の続きを再開したいと思います!!!

 

....と、言っておきながら
今度は別のバンドでベーシスとして参加する事になったので
忙しい日々は続くのですが....。

まぁ、忙しい日々が終わる事はどうやらなさそうなので、
できる範囲の中でできるだけのことをしていけたら
それで良いんじゃないかなって思います。

...っていうか、僕にはそれしかできないですしね。

 

そんなわけで、いってみましょう!!

レディ~ス、アンド、ジェントルメェ~ン
大変ながらくお待たせ致しました!!

「TAB譜にさよなら!」本編ついに再開です!!

 

《目次》

5度音程

さて、時間をさかのぼる事10ヶ月....。
音楽理論のお話は「4度音程」までいってましたね。

もう、ずいぶん昔の事なんでお忘れだと思いますけど、
こっちで思い出してみて下さい。

ー>「ギターの道を歩む者よ、フォースと共にあらん事を

 

宇宙に満ちるフォースの力。
時の始まりから宇宙は神秘や奇跡で溢れています。

人は太古の昔、その奇跡を解き明かそうと
自分達の想像の範囲で色んな方法を生み出してきました。

「火」「水」「木」「金」「土」

宇宙はこの5つの要素で成り立っている
そう考えられていた時代もありました。

映画のフィフスエレメントでも
「火」「水」「風」「土」の4代元素に
「愛」を加えた5つの要素が鍵となっていましたね。

人はこの「5」という数字に安定と力強さ、
完全性を見ていたのかもしれませんね。

 

5....
この数字は素数でもあり、
10進法の半分を意味するものであり、
他の数字とはちょっと違う雰囲気をもっていますよね。

この安定感と力強さ、頼もしさはどこからくるんでしょうね?

 

 

やっぱり......

 

 

 

 

ゴレンジャー ??

 

 

 

あ、古過ぎましたか?

 

 

でも、戦隊モノの古典っていったらゴレンジャーですよね!?

仮面ライダーだって1号2号があってこそじゃないですか。
やっぱり、初代っていうのはリスペクトされるものですよね。

やっぱり戦隊モノっていったら5人じゃないですか!!

サンバルカンっていうトリオもいましたけど、
あえて無視させてもらいます!!

5人の戦隊の週末の活躍で
僕ら世代の子供達は正義というものを知るようになりました。

 

5人揃ってゴレンジャー!!!!

 

これはもうヒーロー史に残る名台詞でしょう!!

 

その後、いくつもの戦隊が
愛と正義を守るために悪の組織と戦ってきました。

ナンジャモンジャー
ソンナモンジャー
ドンナモンジャー

いっぱいいすぎて名前が全然思い出せないんですけど、
多分こんな感じ....だったような気が....。

 

かろうじて思い出せるのが.....

 

そうそう、あれですよ、あれ!

 

パワーレンジャー!!!!

 

確かLAでも放送されていたと思います。

実はLAでも日本の特撮戦隊ヒーローが
子供達の番組で活躍しているんですよ。

変身後の映像は日本の映像を使用して、
変身前はこっちの役者で撮影されている
ハイブリッドな感じですけどね。

変身後に体型が違うのも、
景色が日本っぽくなるのも正義の力の前には無力です。
そんなツッコミ無用です。

5人の正義の力の前には、
そんな些細なことは吹き飛んでしまうのです。

 

熱い魂と、火花散るバトル!!!

そのスピリットはまさに、ロック!!!!

 

「山」と言ったら「川」
「ゴホン」と言ったら「龍角散」

 

ギタリストのあなたなら、
「5」って言ったら「パワー」ですよね!!
「パワー」って言ったらやっぱり「ロック」ですよね!!

 

5度音程はロックの魂なのです!!

 

power-chord

パワーコードってご存知ですよね。
こんなポジションの、アレです。

パワーコード呼ばれているロックの定番のサウンド。
アレは5度音程のサウンドなんですね。

 

全体図も見てみましょう。

interval-5th

こんな感じになるんですね。
なんか4度音程の時と雰囲気が似ていませんか?

 

5度音程図解-1

C3からG3までは5度音程。

 

5度音程図解-2

でも、G3からC4までは4度音程なんですね。

 

そして、C3からC4まではオクターブ。

 

ということは....
こんな事が言えるんじゃないでしょうか?

 

「1オクターブ」ー「5度音程」=「4度音程」

 

こ、こんなところで算数ですかぁ!?

 

はい、そうです。
算数です。

実は音楽はこういう計算や公式が色々と出てくるんですよ。

でも、そんなに難しいものは出てきませんから、
この機会に1つずつ覚えていきましょう。

まとめて覚えるのは大変でも、
1つずつなら簡単ですからね。

 

算数ではこんな公式がありましたよね。

「速さ」x「時間」=「距離」

 

あぁ~、こんなもの思い出したくなぃ~~~!!!

そんな事思ったアナタ....心配要りません。
僕も算数はダメダメです!!!

....って、威張って言うことじゃないですけど...。

 

そんな僕でも分かるレベルなんですから、大した事ありません♪

 

「1オクターブ」ー「5度音程」=「4度音程」

 

ほら、簡単な引き算じゃないですか♪

 

1オクターブは8度音なので数学的に考えると
5+4が8になるのはつじつまが合わないんですけど、
そこは音楽の世界の考え方という事で♪

 

この公式から分かる事はと言いますと....

1オクターブの中で
5度音程と4度音程は
鏡合わせのような関係にあるって事なんですね。

 

この考え方は後々にとっても大事な事になってくるので
ぜひ覚えておいて下さいね。

 

さて、鏡合わせの関係にある4度音程と同じく、
5度音程も完全音程です。

ですのでC3からG3の音程は完全5度となります。
Perfect 5th:略記 P5

もう一度、指板と鍵盤で位置関係を確認してみましょう♪

Fingerboard-piano-5th

完全4度に全音が1つ追加されたものが完全5度になります。

[全音]ー[全音]ー[全音]ー<半音>
ってことですね。

 

どうです?
だんだんこういう考え方に慣れてきましたか?

 

完全4度ではF-B間が増4度となっていました。

思い出してもらえましたか?

全音3つ分の開きでトライトーンって呼ばれていましたね。

F2-B2をひっくり返してB2-F3になっても音の開きは一緒。
特別な関係にある音程でした。

 

あれ?
ちょっと納得いかないぞ!?

F2からB2はFGABで音が4つの4度音程なのは分かるんですけど、
B2からF3はBCDEFの5音で5度音程じゃないですか?

音の開きは一緒なのに
1つは4度音程...
ひっくり返したら5度音程??

 

音楽の世界、いえいえ、人の世は色んな矛盾が溢れています。
人生、なんでもかんでも理屈通りにいく訳ではありません。

音楽の世界も似たようなものなのかもしれません。

この世は人間を中心に回っている訳ではないですからね。
なんでもかんでも人間の思うように
都合良くいくと思ったら大間違いです。

でも、人は知恵を絞り
色んな現象を理解しようと努力してきました。

 

では、F2-B2に対して
B2-F3はどんな関係になるんでしょうか?

 

「増4度」に対する
鏡合わせの5度音程は
何と呼ばれるのでしょうか?

 

「増」つまり「増える」の反対は?

 

答えは簡単ですね。

 

それは「減る」です。

 

「増4度」と鏡合わせの5度は
減5度」と呼ばれています。

英語では「Diminish」(ディミニッシュ)と呼びます。
略号は「dim」「Dim」「」などです。

減5度は「dim5」などと表記されます。

 

では実際の音の開きを見てみましょう。

Fingerboard-piano-5th-bf

完全4度に半音が1つ増えて増4度になりました。
鏡合わせの減5度は完全5度から半音が1つ減ります

減5度は全音が1つだけ半音になるので
<半音>ー[全音]ー[全音]ー<半音>
という関係になります。

 

ちょっとまとめてみましょう。

●5度音程は完全系
●5度音程は完全4度(P5)と減5度(dim5)がある
●完全5度は[全音]3つと<半音>1つ
●減5度は[全音]2つと<半音>2つ
(トライトーンと同じ開き)
●パワーコードは完全5度

そして、鏡合わせの関係で
こんな事も言える事が分かりました。

●「完全」の対は「完全」
●「増」の対は「減」
●「5度音程」の対は「4度音程」
(1オクターブは8度音程だけど、
実際の数字の合算は9)

これ、ものすんごく重要なポイントなので絶対に覚えて下さいね。
完全丸暗記して損はしません!!

っていうか、音楽をやる人なら知らないでは済まされません♪

今はまだこの考え方を理解できなくても問題ありません。
理解できなくても良いので、
とりあえず覚えてもらえれば十分です。

 

でも、覚えておいて良かったって思える日が来ますから、
その時に笑顔でいられるように今日、
この瞬間はちょっと大変でも覚えちゃいましょう♪

 

ゴレンジャーだって、
パワーレンジャーだって、
ナンジャモンジャーだって、
何の苦労も無しにヒーローでいられる訳ではありません。

僕達の平和な暮らしを守るために手強い相手と戦っているんです。
しかも、怪人はどんどん強敵になっていきます。
ヒーローはピンチに傷つきながらも全力で戦っているんです。

ヒーローは強いからヒーローな訳ではありません。
困難から逃げずにそれを乗り越えようとするから
毎日ちょっとずつヒーローになっていくんです。

 

感動を音に乗せて聴き手に伝えられるように
僕達もレベルアップしてみようじゃありませんか♪

その日々の努力が、いつの日かきっと
あなたをステージの上の
ヒーローに変身させてくれるはずです♪

 

ギターヒーローに正義のヒーロー。
いつの時代もいくつになっても、
男の子はヒーローに憧れるのかもしれませんね。

 

あなたは変身前のヒーローです。

 

でも、知ってました?
実は変身していなくてもヒーローはヒーローなんです。

そう、あなたは既にヒーローなのです♪

でも、変身後のほうがパワー倍増です♪
だったら、変身できないよりはできたほうが良いですよね。

みんなでヒーローに変身しちゃいましょう♪

 

5人戦隊のパワーはロックのパワーの5度音程。

後楽園で僕と握手!!!

.....古過ぎて僕の年代より上の人しか分からないだろうなぁ~。

 

それでは、また次回のトピックでお会いしましょう♪

        ちなみに、ナンジャモンジャーなんていませんからね。

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