ハーモニックマイナースケールのミニマムセット
2018年になったなぁと思ったら、もう2月ですね。
みなさん、豆まきはしましたか?
自分はすっかり忘れてました。
と言っても、LAのアパートで豆まきなんてしたら、ご近所さんから「何やってんの?」って不思議に思われるでしょうね。
他の国の人から見たら不思議だったり奇妙なことに見えるかもしれませんが、異国に行ってもやっぱり日本の風習は大好きです。
…って、忘れてたくせに何言ってんのって感じですが。(汗)
ではでは、今月もマイナースケールの知識を身につけていきましょう。
存在感際立つハーモニックマイナースケール
マイナースケール3兄弟の次男坊ハーモニックマイナースケールはとても個性的なスケールで、b6と7の間が1音半(全音+半音)も開いています。
隣同士の音なのに、これほど音程に開きがあるというのはとても珍しく、ハーモニックマイナースケールの大きな特徴となっています。
なかなか覚えにくい音の並びになっていますが、これも経験の一つだと思ってチャレンジしてみましょう。
まずはナチュラル兄さんと比較してみましょう。
こちらが長男のナチュラルマイナースケール。
こちらが次男のハーモニックマイナースケールです。
さすが個性派の次男だけあって、こんなに隣の音との距離が離れたスケールは珍しいですね。
指に覚えさせるのは大変ですが、使えるようになると必殺技級の破壊力になりそうです。
…そんなに使う場面はないかもしれませんが…。
ナチュラルマイナースケールとの違いは7番目の音がフラットかナチュラルかという点だけです。
ナチュラルマイナースケールは
1-2-b3-4-5-b6-b7-8(1)
ハーモニックマイナースケールは
1-2-b3-4-5-b6-7-8(1)
たった一つの音が違うだけで、随分と雰囲気が違うものですね。
どこか中近東あたりを彷彿とさせるようなエスニックな感じがしませんか?
そのようなサウンドを求めている時などに、このハーモニックマイナースケールを試してみるのもいいかもしれませんね。
また、ハーモニックマイナースケールはそのまま使うだけでなく、そこから生まれるコードやスケールを使う使い方もあるので、ジャズ系の音楽を視野に入れている人はハーモニックマイナースケールに慣れ親しんでおいて損はないと思います。
では、他のポジションも見ていきましょう。
【人中セット6弦スタート】
【人中セット5弦スタート】
【人中セット4弦スタート】
【人中セット3弦スタート】
続いて中小セットです。
【中小セット6弦スタート】
【中小セット5弦スタート】
【中小セット4弦スタート】
【中小セット3弦スタート】
最後は小人セットです。
【小人セット6弦スタート】
【小人セット5弦スタート】
【小人セット4弦スタート】
それにしても指のストレッチがなかなかキツイですよね。
ここまで指を開くスケールも珍しいので、そういう面からも一度会ったら忘れられないスケールと言えるかもしれませんね。
さすが、個性派の次男というところでしょうか。
スケールの音の並びを忘れたとしても、「ナチュラルマイナースケールの7の音をナチュラルにしたもの」と覚えておくとすぐに思い出せるので、ただ単に指で音の並びを覚えるだけで終わらせずに、スケール音の構成もぜひ覚えておいてくださいね。
それでは、今日のトピックはここまでにしたいと思います。
また次のトピックでお会いしましょう。
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