地味だけど便利なDマイナー型
夏が終わったと思ったら、もう10月ですね。
アメリカはホリデーシーズンに入ります。
ホリデーシーズンになると年末まであっという間なので、もう今年も終わるなぁなんて気がしています。
秋の夜長って言葉もあるぐらいですし、日本にいた頃は秋ってゆっくり時間が過ぎていく気がしていたんですけどね。
おじさんになると時間が過ぎるのが早いこと早いこと。
きっと、今日本にいたとしてもやっぱり早く一年が終わる感じがするんでしょうね。
少年老い易く学成り難しという言葉もあるぐらいですから、日頃のコツコツとした積み重ねを大切にしていきたいものですね。
ではでは、前回のEマイナー型フォームに引き続き、CAGEDの順番に従ってDマイナー型フォームのお話に入りましょう。
ちょっと地味なDマイナー型
前回のEマイナー型と違って、今回取り上げるDマイナー型は使用頻度はあまり高くないかもしれません。
しかし、その低い頻度のものでもしっかりと身につけておくことで、確実に他のプレイヤーさんとの違いが出てきますので、地味な内容でも身につけていってもらえたらと思います。
それでは、そんな地味なDマイナー型フォームを見ていきましょう。
ルートは4弦にあるDで、m3(短3度)がF、P5(完全5度)Aの構成になっています。
このフォームのルートをCに合わせて、CマイナーのDマイナー型フォームの出来上がりです。
Dマイナー型フォームの転回形
Dマイナー型のコードフォームに含まれる転回形はこのようになっています。
【基本形】
珍しいことに、このフォームには基本形がありません。
基本形が必要な時は低い方の隣のEマイナー型、高い方の隣のCマイナー型(次回予定)を使用することになります。
【第一転回形】
このフォームの第一転回形ちょっと使いづらい音域ですね。
このフォームはこの転回形を使うためにあると言っても過言ではありません。
Dマイナー型といったら、まさにこの転回形という感じですね。
Dマイナー型フォームと対応するスケール
一見扱いにくそうなフォームのDマイナー型ですが、対応スケールは覚えやすくて使いやすいので、コードフォーム単体だけでなく、ぜひスケールもセットで覚えてくださいね。
個人的にはDマイナー型のコードフォームは横方向への移動の際にとても使いやすいフォームだと思います。
コードでメロディーをなぞっていく時などに便利なので、このフォームに慣れ親しんでおくとコードプレイの幅がぐっと広がります。
ぜひ、指になじませておいてくださいね。
おまけ
最近Riocatoアカウントのツイッターを頻繁に使うようになりまして、そちらで実験的なものも含めて音楽で色々と遊んでいることもあって、DAWをよく使っているんですけど、チューニングの重要さをますます思うようになりました。
ミックスをしていてもどうも音がすっきりしないなと思ったら、ギターのチューニングが甘くて他のトラックと干渉してうねっていて、泣く泣くうねっている音を削ったりとか、ごまかしがきく程度まで音量を下げたりとか、それでも納得いかない場合は後日録り直しとか…。
始めにきちっとチューニングを合わせることを忘れると大変な目に合うなと、今更ながら痛感します。
どんなに指が思うように動いたとしても、チューニングが合ってなかったら全部ボツですからね。
これはDTMだけでなく、実際のプレイヤーさんと一緒に演奏する時やシンガーさんの歌伴をする時も一緒ですよね。
歌、トランペットなどの管楽器、バイオリンなどの弦楽器は耳で音を確認しながらピッチを微調整しつつ演奏しますよね。
彼らにとって、ピッチがずれた音の中で演奏することは羽をもがれた鳥のようなもので、音感が良い人ほど多大なストレスの中で苦しむことになります。
ギターはフレットがあるのでピッチの微調整はあまり必要ないかもしれませんが、それゆえにピッチに対しての感性が育ちにくい楽器と言えるかもしれません。
一緒に演奏しているシンガーさんや管楽器、弦楽器さんがやりにくそうにしていたら、ギターのチューニングが合っているか確認するようにすると他の楽器の方に安心してもらえるでしょうし、良好なミュージシャンシップを育めるのではないかと思います。
きちんとチューニングが合った演奏は生演奏、DTMに限らず透明度が段違いです。
音のピントがピシッと合うと音が輝きだすんですよね。
プロっぽい音を出したい、一段高いレベルで演奏したいと思ったら、まずはチューニングから確認してみることをお勧めします。
ではでは、また次のトピックでお会いしましょう。
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